万年筆を使っています
会社でも家でも、万年筆を使うことがあります。
興味を持ちはじめたのは大学の時です。
研究室で、元々講師の先生が使っていた机を引き継ぐことになった際に引出しから出てきたもので、見つけたペンはプラチナのプレピーでした。
使ってみると、サラサラした書き心地や、インクのはっきりした発色が新鮮で、それまで使ったことのあったカリカリして字がかすれる万年筆とは違って印象的でした。
そこから少し調べて、当時流行りだしていたことやいろんなモデルがある事を知って、万年筆を使いはじめました。
万年筆の特徴のひとつは、好きなインクを使えることです。
毎日使うノートやメモが、お気に入りの色で書かれているとちょっと嬉しいです。
その色は、インクの流れ具合や、線の太さによって見え方が変わります。
お気に入りの組み合わせを見つけられたら気持ちいいだろうな…と思いながら、さまざまなメーカーのペンやインクを買い増してしまうのです。
さて今回は、持っているペンを一本だけ紹介してみたいと思います。
ラミー アルスター オールブラック(M)
ドイツの筆記具メーカー、ラミーのペンです。
大きい文具店ならラミーの什器にいろんな色のが刺さってます。
ニブ(ペン先)は鉄製でF字です。
ペン先が太いのもあって書き味は引っかかりもなく滑らかでさらさらしています。
このペンはラミーサファリEFの後に買いました。
当時価格の安い鉄ペンをいろいろ試していましたが、少し重みのあるペンを試したいなと思い購入しました。
国産のペンにはないデザインが好きです。
インクはペリカンのブルーブラックです。
字は下手です。
普段使っているのが百円のボールペンだと、重い軸のペンで書くと、はじめは少し違和感があります。
また、万年筆はペンの持ちかたに制限があるので(ボールペンよりは)慣れるまで上手く書けません。
私はもともと字を書くときに少し手が震えるのですが、筆圧かけない万年筆や筆はその影響が顕著です。
私には合ってないのかもしれませんね。
そのほかにも太さの違うものやインクの違うものを引き出しに入れて、気分で選んで使っています。
筆記具ばかりに気をとられると仕事になりませんが、文字や絵を書くことが楽しくなったのと、どうにか買ったペンを使いたいという思いから、紙とペンを使って考える方法について調べたり、本を読んだりするようになりました。
情報を整理する時は文字に起こすとスッキリします。
絵は人と考えを共有する時に便利です。
ペンを変えるというちょっとしたことですが、普段と違う視点を知ると楽しいですよね。
以上、私の日常を少し楽しくしてくれるツールでした。
それでは。